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こんにちは!
モルタルデザイナーの ものりす です。
モルタルでハンドメイドしてます。
この記事では、モルタル雑貨をハンドメイドで制作する際の詳しい手順と、よくある失敗を防ぐコツを紹介します。材料の選び方から型取り、養生、仕上げまでを実際の経験をもとに解説します。なお編集途中でも公開しています。
※初めてモルタル雑貨を作る方は、まずこちらの記事からどうぞ
私の作品はminneにて販売しております。(現在私用により閉業中、2026.4再開予定)
MoNoMono Gallery ←ショップ(minne)のリンク
製作の流れ(2025/10現在)
1.使用する材料と道具
型枠
シリコンモールド
材料
ハウスメンダー製早強セメント60分タイプ(以降モルタルと呼ぶ)
水道水
道具
ステンレス製筒スコップ:モルタルを練り混ぜ容器に移す用
デジタルスケール(精度±1g):材料計量用
ステンレス製マドラー:材料練り混ぜ用
ティースプーン:材料練り混ぜ用
PP製ビーカー:練り混ぜ容器
2.材料練り混ぜ
シリコンモールドの体積を求める。(水の質量から求める。水の質量が100[g]なら100[cm3])
その体積から必要なモルタルの量を導く。(このモルタルの場合、モールドの体積x2[g]がちょうどよい。例えば、モールドの体積が100[cm3]ならその2倍の数値の200[g]を計量すればぴったりの量になる。
モルタルをスコップでビーカーに必要分だけ計量しながら移す。
モルタルの製品の袋に記載の割合で水を入れる。(このモルタルの場合、モルタルに対して5分の1の量なので、モルタルが200[g]なら水40[g]
マドラーまたはティースプーンでダマが無くなるまで練り混ぜる。
3.流し込み(打設)
練り混ぜ終わったモルタルをモールドに流し込む(専門用語で打設(だせつ)という)。
60分と言いつつ作業可能な時間は5分程度なので適度に急ぎつつ作業する。なので流し込むモールドが複数ある場合、欲張ってまとめて練り混ぜずに、1つずつ練り混ぜ→流し込みを繰り返す。
流し込んだら、モールドを持ってトントンする(専門用語で締固め(しめかため)という)。これはモルタルを隙間にしっかり入れるため、空気を抜くために行う。
4.養生・脱型
締固めの後、モルタルが空気に触れている面をラップで覆う。(このモルタルの場合、5分程度待つと表面が固まるので、それを待ってからラップした方が表面がきれいに仕上がる。)
ラップで覆う目的は、モルタルの水が蒸発しないようにすること。水が蒸発するとモルタルの表面がしっかり固まらなくなる。
待つ。(このモルタルの場合24時間程度、「早強」とか「60分」とか謳ってない場合24~72時間程度)待ちすぎると、表面に謎の黄ばみが生じる(原因調査中)。
モルタルを枠から取り外す。
水で軽く洗い流す。
5.養生
モルタル全体を水に浸す(専門用語で水中養生という)。期間は7日程度が目安。水の入れ替えが常に行われているのがベスト、1日1回水を入れ替えるのが次善、面倒だったら替えなくてもまあ…
水中養生面倒なので、ラップ養生を目論んでいるが、現状3日程度経過するとここでも謎の黄ばみが生じるので原因と対策が見つかるまでは保留。
6.仕上げ
養生が終わったら、指の腹でこすりながら流水で洗う。
以下ご自由に
120番の耐水サンドペーパーで表面を擦りまくる。きれいな面にまばらに砂粒が見える仕上がる。しっかり養生できてなかったり、養生期間が短かったりして、硬化が不十分だとボロボロになります。
同じペーパーで角を軽く4往復して面取りする。モルタルは角がかなり欠けやすいので、推奨。
流水で流して、乾燥させる。ドライヤー使えば待ち時間がない。
表面強化コート剤を塗布する。塗りすぎると、表面がパリパリになる。
乾燥させ、完成。
※Tips -よくある問題と解決策-
セメント・モルタルが固まってしばらくしたら、指で触れると粉塵がつく
– 解決策
表面強化剤を塗る。
今使ってるやつのリンク
家庭化学 コンクリート・モルタル強度強化剤 500g ベランダ ブロック 劣化防止
備考 表面強化剤は、モルタルやコンクリートの表面に塗ることで、その耐久性や耐摩耗性を高めるための化学薬品。工事では床や駐車場、工場の床などとかに、ひび割れや摩耗を防ぐために使います。要はこれを塗ったら、表面ツルツルになって、粉塵問題は解決ってことです。
表面強化剤を塗ったら、表面が薄くパラパラはがれる。
– 解決策
塗りすぎなので、ぬっと後テカテカしてる部分はティッシュなどで拭き取りましょう。必要なぶんはしっかり染み込んでいるので、拭き取りすぎは心配しなくて大丈夫です。
超早強モルタルが固まるのが早すぎる。
– 解決策1
別の製品を試す。同じ「60分」や「30分」という商標でも作業可能時間がかなり違う。
今使ってるモルタルのリンク(コーナンeショップ)
早強セメント60分タイプ 10kg
練り混ぜしてから、流し込み出来なくなるまで10分程度あり、個人的にかなりちょうどよい。
以下のリンクのは硬化が早すぎて型に流し込む前に固まってしまう。
家庭化学 超速乾60分モルタル グレー 10kg
練り混ぜから3分くらいですぐ固まってしまう。無理。
– 解決策2
モルタルを冷凍庫で冷やし、水を冷蔵庫で冷やし、それらを混ぜ合わせて使用する。
温度が低ければ低いほど、固まるのが遅くなる。家庭化学のやつはそれでもどうかなーという感じではあるが…
固まってしばらくするとひび割れが出てくる
考えられる原因1
養生が不十分。十分に硬化する前に乾燥に晒されるとひび割れる。
– 解決策
7日間は乾燥させないように気を使う。
考えられる原因2
配合が悪い。既製品のモルタルを使っているなら滅多にないが、セメント・砂を自前で用意してモルタルを作る場合は起きうる。その場合、セメント量が多い。
– 解決策1
砂を増やす。
– 解決策2
繊維を加える。
備考 建築や土木では繊維補強モルタルや繊維補強コンクリートなるものが実際に使われます。その目的のひとつがひび割れを減らすこと。まあ繊維を混ぜるとひび割れにくくなると覚えておきましょう。
・今使っている繊維のリンク(Amazon)
TSファイバー プラスタ 6mm TSFP6MM 建築・内装用補修剤
モルタルが型から外れなくなっちゃった
– 解決策1
型を破壊する。何事も諦めが肝心。結構どうにもならないことが多い
– 予防策1
モルタルを流し込む前に型に離型剤を使用しておく。
・今使っている離型剤
KURE(呉工業) ドライファストルブ 300ml 速乾性潤滑スプレー 1039
・ハケ塗りが面倒だったので今は使用していませんが、以下でも良いかと思います。
家庭化学 セメント離型剤 ハケ塗タイプ 500ml
表面(型枠に接していない部分)の仕上がりが粗い
– 解決策1
サンドペーパーでやすりがけする。きれいにはなるけど、型に接していた部分の面とは違うものになってしまう。すべての面を均一に仕上げるなら、全ての面にやすりがけを行う。
– 解決策2(試したことない)
モルタルを流し込んだ後、表面が硬化する前に型と同じ材料で蓋をする。シリコンモールドでモルタルを固めるなら、同じシリコンで蓋をする。蓋するときにはモルタルが表面張力で吸い付くのを確認しながら、気泡が入らないように蓋をする。(たぶんそれでも気泡が多くなるけど)





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