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ものりす です。
2025年7月29日から8月5日までの8日間、ノルウェーひとり旅をしてきました。
この8日間でノルウェーの
価格に驚き、自然に圧倒され、質の高さに驚かされ
しっかりノルウェーを好きになって帰ってきました。
その様子を雑記のかたちでまとめました。
ちなみにノルウェー旅行に役立ちそうな情報は以下の記事にまとめています。
旅の目的:ノルウェーの生活水準を肌で感じること
今回の旅のメイン目的は
「ノルウェーでの生活水準を肌で感じること」
サブ目的は
- 美術館でお気に入りの作品さがし
- フィヨルド観光
- コーヒー屋探し
ってところです。
1日目:移動に無理をしない = 1日ではオスロにたどり着かない
福岡空港8時到着、10時出発

上海を経由し、現地時間18時半にロンドン到着。
ここで無理にオスロに行かずに1泊して身体を休めます。福岡発でちょうど良い便がなかったのもありますが、無理をしないと1日ではオスロにたどり着けないんですねぇ…ノルウェー遠いな。
イギリス初上陸なのに、「来た!」感が全くない。
空港沿いのホテルに行くためにバスを利用します。子供のころに憧れたあの「ロンドンバス」です。しかし「ロンドンは通り道」という気持ちが強すぎて2階に上るのを忘れ、ただの移動手段に成り下がりました。「無理をしない」の犠牲者ですね。

19時半ホテル着、ロンドンの宿に着いたとたん疲労がどっと来る。なぜなら日本ではもう、朝の4時。

「せっかくロンドンに来たんだから」という気を抑え、朝4時半に起きるために20時半に就寝。これもノルウェーを100%楽しむため!無理をしない!
ということで1日目終了。
2日目@オスロ:外食代があまりに高く、諦めの境地
10時オスロ空港到着。肌寒い!長袖シャツに薄いパーカーでちょうどいいくらい。
鉄道(Vy)でオスロ市外に向かいます。
事前購入のQRコード方式で、駅に改札がない。
チケット確認もたまにしかされない。

これで成り立っているのは少し驚きますね。
裕福かつ人口密度が低い国ならでは、という感じがします。
オスロ中央駅到着。広場に出て、ようやく
「うおお!来たぞー!」という実感が湧いてきました。

まずは宿へ。
宿は、アパートの一部屋をお借りするかたち。
ノルウェーでの生活をなんとなく感じられたらと思います。
荷物を置き、いざオスロ散策へ。
まずは腹ごしらえ
ホストおすすめのパン屋さん
Baker Hansen Wessels gate
店内はこんな感じ。おしゃれすぎます。

3つ選び、2つは店内で食します。
会計は180NOK。
日本円だと2500円。
パン3つで2500円!!!
あまりの高さに縮み上がりましたが、
一口食べて、正直納得の味でもありました。
単なるパンとは思えない心地いい複雑な味わいと香りがあり、
一つひとつ味わって食べたくなります。


良かったぁ
ただ高いだけじゃない…かも?
オスロ国立美術館まで歩いていきます。
道中の王宮や、かのノーベル平和センターがありましたが、
興味なしなのでスルー。

国立美術館で一番気に入ったのはこれ

ムンクの作品で気に入ったのはこれでした


その他こういった彫刻や、家具も多数展示されていて、北欧デザインと歴史的絵画との連続性みたいなもの、を感じました。
美術館を出て、港の広場をぶらぶら。
気温は20℃前後で過ごしやすく、海風が心地よい
広場を歩いている人、ベンチで座ってる人、屋台で働いている人、
なんだろうなぁ
みんな心が満たされてる顔をしてるんですよね
こんなに幸せな場所があっていいのか?
美術館も良かったですが、港の広場でのみんなの表情のほうが印象に残りました。


夕飯はマートハーレン・オスロ(Mathallen Oslo)で
トナカイのソテーをいただきました。

お値段は8500円!!
….もう何も言うまい
でも本当に美味い。
肉の焼き方、付け合わせの選択、ソース、すべてにこだわりを感じる
「値段が高い」んじゃなくて、
「生活の質が高い」のだと考えるほうが自然なのかもです。
とりあえず美味しいのでお金のことは何も考えないことにしました。
ということで2日目終了。
3日目@オスロ:雑貨屋Granitで感じた「これは勝てない」
朝は、バリスタ世界チャンピオンの店「Tim Wendelboe」にお邪魔します。

飲み比べセットを注文すると、オーナー自ら提供してくれました。
英語で流暢に丁寧に説明してくれます。
…3分の1くらいしか聞き取れなかったけど。
浅煎りのコーヒーって冷めてくると嫌な酸味が出がちなんですが、
最後まで美味しく楽しむことができました。
というか水が異常に美味い。
コーヒーの後に飲むと甘みすら感じます。

カフェインをキめたところで、ムンク美術館に向かいます。
本当はシェアサイクルの予定でしたが、
街並みがきれいすぎるので徒歩で向かうことに。

ムンク美術館到着

「叫び」コーナーは人だかり。

印象に残ったのは、画面の中の人物全員がオーラを放っているようなあの画風。
結構好きかもです。
ちなみに一番好きだった作品はこれ(ムンクではない)

お昼ごはんは美術館近くの「Dougs Hamberger」へ。

ハンバーガー、ポテト(ピクルス、パルミジャーノ)、ドリンクのセット。
う、美味い!
ビーフの肉汁がたまんねぇ!
そしてベーコンが驚くほどに香ばしい美味しい。
ポテトも、甘辛チリソース、ピクルスの酸味が合いすぎる!
でも5000円。
高い!
けど、ぼったくられた感はない。
しかも当然のように質が高いぞ。
お腹も満たされたところで、エーケベルグ公園(Ekebergparken)という彫像がたくさんある公園へ歩いて向かいます。オスロにはこういった公園がたくさんあります。しかも無料。

坂道を登っていると、隣をピカピカの路面電車が静かに滑っていく。
この傾斜で鉄道が走ってるの地味に凄くないか?
ノルウェーの裕福さ、質の高さをいろんなところから感じます。
公園で気に入ったのはこれ。Chloé(クロエ)
人の認知を利用し、見る者を混乱させます。

最後に北欧雑貨のお店がたくさんあるGrünerløkka(グリーネルロッカ)地区へ。

雑貨屋さんをいくつか周りましたが、
おしゃれの格が違う…!
説明はできません。
でも明らかに一段上です。
特に気に入ったお店は、グラニット(Granit)です。スウェーデン発のブランドで、某無印良品に近い感じです。
無機質と柔らかさのバランスが絶妙で、おしゃれさを完全に凌駕しています。




か、勝てない…!
「北欧雑貨」という言葉が存在する理由が、よく分かりました。
4日目@ベルゲン:安い×美味しいフィスクシュッペ(魚のスープ)
朝6時出発。
オスロからベルゲンへ飛行機で1時間。

空港から鉄道で市街へ。
車窓から眺める景色が美しいです。

停まる駅の駅舎がどれも新品同様です。
静かに余裕を感じます。
本日の宿に荷物を預け、少し早めのお昼ご飯
Hagelin sisters Fish Soup
ノルウェー伝統料理のフィッシュスープをいただきました。
ドリンク付で3400円

どろどろにしたシチューのような感じで、味も数段上の濃厚さ。
魚の旨味が溢れて超美味しい!
ご飯がススむみたいにパンがススみます。
これはハマってしまう
そして、しれっとパンもめちゃ美味しい。
ここで気づきました。
ノルウェーの外食は全部、美味しくて、特別なもの。
日本みたいな、今日は外食で済ます、みたいな文化がないんじゃないか。
外食は、
きちんと時間とお金をかけるもの。
だから値が張る
んじゃないかと思いました。
食後のコーヒー&デザートにKaffemisjonenへ。


メニュー表がノルウェー語しかないですが、生成AIを使えばおてのもの
おすすめまで教えてくれる。
テクノロジーばんざい!
すぐ近くのフロイエン山へケーブルカーで登ります。
港町ベルゲン
平地が狭く、すぐに山。
神戸や佐世保を思い出します。

美しい…
山を下りて住宅街を散策


美しい…
どこ見ても、美しい…ってなるので目が焼かれそうになってきました。
港町の一角、カラフルな木造建築が隣り合う世界遺産ブリッゲン


ポストカードや絵画を売っているお店がたくさんありました。

最高やん!
最後に港のベンチでぼーっとします。
この街には必中効果「幸福」の領域が展開されてます。
荒んでいるわけではないですが、心が静かに整っていく感じがします。
荒んでいる人がきたら
たぶん浄化されて消えます。
5日目:ソグネフィヨルド、畏敬の念
本日は観光を兼ねた移動日です。

鉄道とバスを乗り継ぎグドヴァンゲン(Gudvangen)へ。
道中もずっと良い景色で、見ていて飽きません。


到着後、出航まで時間があるため、カフェで腹ごしらえ。
サーモンサンド(3500円)をいただきました。

当然のように無茶苦茶美味しい。
挟んであるスモークサーモンが分厚くて、旨味がギュッとな。うんめぇ…
この国は質の高さが前提になってますな。
12時ごろソグネフィヨルドクルーズ出航
ここから2時間かけてフロム(Flåm)へ向かいます。


うおおお
デカい
山が高い
奥行きが深い
写真で見てたはずですが、
やはり実物は全くの別物です。
感動というより、
頭の奥からぞわぞわしてくる感じ
フッ、これが「畏敬の念」ってやつか
自然が美しい、というか
自然に勝てない、って思わされます。
自分ちっさ、みたいな
2時間ずーっと眺めていました。
ぜんぜん飽きませんでした。
フロム到着。あっという間だった。
今日の宿はFlam Camping og Vandrarheim
自分はアパートのような建物での宿泊です。

夕飯はキャンプ場入り口の
The Garden – Smash Burgers & Tacos
ソーセージサンド、3500円。

あああ!美味しいい!
ソーセージがこだわりと旨味で爆発してます。
まじでもう値段なんてどうでもいい。
あとは浜辺ちかくの原っぱで読書。

みんな外でくつろいでいる。
静かで、穏やかで、満ちたりている。
フィヨルド良かったなぁ
6日目:フロム鉄道、土木技術者として「この工事は嫌だ!」
今日は鉄道でオスロに向かいます。

フロムから乗り継ぎのミュルダール(Myrdal)までは、観光鉄道で有名なフロム鉄道。
フィヨルドの谷間を縫って、列車がのぼっていきます。トンネルを通り、崖沿いを走り、美しい景観が続きます。途中、滝の前で停車し、観光タイムです。


とまあ乗るだけなら最高なのですが、
土木技術者としては別のことを考えてしまいます。
この地形に線路を通す?
この工事に従事する?
嫌だね、絶対に
黒部ダム建設を連想します。
景色はとにかく美しいんだけど、裏側に見えるのは過酷さと人間の執念。

自然に勝てないと思わされた次の日に
無理やりに通したかような線路を見て、
自然に食らいつく人間の痕跡を感じる。
そんなが泥臭さ、がむしゃらさを羨ましく感じます。
そんなこんなで乗ること1時間でミュルダールに到着。
短い。もっと乗っていたかった。
ここからオスロまで5時間。
ここで些細なストレス事案。
予約した窓側の席に、誰かが座っている。
聞くと「彼女と隣に座りたいから」と。
その時はなぜか納得してしまい、
通路側に移動。
1時間後、ふと我に返り
「なんで?景色を楽しみに窓際予約したのに?」
窓際の席を返してもらう。
相手は不満そう。
正当性ゼロなのに
その傲慢さと、
一度は折れてしまった自分に腹が立つ。
人間って大きくもあり、小さくもあるんですな

夕方にオスロ到着。
国立図書館に立ち寄ります。
中はまさに空間芸術。観光として訪問できる場所でした。

夕飯にFiskeriet Youngstorgetでフィッシュアンドチップスをいただきました。

おかしい
美味すぎる…!
フィッシュアンドチップスってこんなにおいしいんだ。
白身魚を包むサクサクの衣も、白身魚自身も、その下のポテトも、油が全部美味しすぎる。
おそらく、この先これ以上には出会えないだろう、そう思わせるほど旨かったです。
畏敬の念も苛立ちも
美味しさの前には無力なんですな。
7日目@オスロ:気づけば長居、アストラップ・ファーンリー美術館
夕方オスロ出発なので
今日が実質最終日です。
コーヒー屋巡りとお土産購入、美術館で締めます。
まずHakone Coffee。

静かで、丁寧な一杯。
この旅は、コーヒーに始まりコーヒーで終わる。
お土産購入はグリーネルロッカ地区まで行きます。
ここで最終日にして初の電動キックボードです。

右側通行にドキドキしつつ、発進。
知らない街をスピード感をもって駆け抜けるのは
アトラクション的な楽しさがありましたが、
街を楽しむ余裕はありませんでした。
やっぱり観光客は徒歩ですね
お土産購入を済ませたところで、コーヒー屋2件目
Supreme Roastworks

美味し。
そして最後はアストラップ・ファーンリー美術館(Astrup Fearnley Museet)。現代美術館です。

気に入ったのはこれ


お気に入りの作品がけっこう多く、気づいたら長居してしまいました。
派手さはないけど、じわじわ残る感じでした。
14時、オスロ市街を出発
17時半、ノルウェー出発

質の高さ。
圧倒的な自然。
人間の執念。
そして静かな幸福。
派手ではないですが、
でも深く残る良い旅行でした。
8日目:帰路、8000kmは遠い
オスロ、ロンドン、上海、福岡と
約20時間かけての帰り道。
距離にして8000km
飛行機が登場する前のことを考えると、
20時間で行けてしまうのはもはや
奇跡なんですが、
実際乗るとなると、やはり20時間は長い。
8000km遠い…

21時福岡空港着。
暑っ!
現実に帰ってきたー!
よし、明日から仕事だ。
感想:ノルウェーの人々の表情
一番印象に残っているのは、景色とか食事とかよりも
ノルウェーの人たちの表情。

厳しい冬を乗り越え、
夜22時まで明るい夏。
厳しい冬から解放されたぞー!
という解放感もあるんだと思います。
わくわくしている、楽しそうにしている、満ち足りている、そんな表情
こちらも幸せな気分になってきてしまいます。
夏のノルウェーは
静かで、満ち足りた、少しだけ羨ましい国でした。
また行こうと思います。
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